*ゲノム編集ベビーに批判

*ゲノム編集ベビーに批判

記事年月 2018年10月-12月
号数 81
媒体 国外
大分類 【B-1. 東アジア・太平洋地域】
国名 中国
トピック
記事タイトル *ゲノム編集ベビーに批判
本文テキスト  広東省深圳にある南方科技大学の賀建奎副教授が、ゲノム編集技術を使ってヒトの受精卵の遺伝子を改変した結果双子が生まれたと、11月28日に香港で開かれた「ヒトゲノム編集国際会議」で発表した。しかし双子の実在を示す具体的な情報は明らかにせず、出産の真偽は不明。事実であれば遺伝子を人為的に改変した人間が誕生した初のケースとなる(毎日11/29ほか)。賀氏に対しては、26日に中国版ツイッター・微博(ウェイボ)で中国の科学者122人が厳格な倫理や安全性の審査を行っていない人体のゲノム編集の試みには断固として反対すると表明した。また29日には科学技術省は賀氏の研究を「違法」と認定し、研究活動停止を命じたと報じられた(朝日12/1ほか)。
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