*靖国神社宮司が不穏当発言で退任
記事年月 | 2018年10月-12月 |
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号数 | 81 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-1.神道】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *靖国神社宮司が不穏当発言で退任 |
本文テキスト | 靖国神社宮司の小堀邦夫氏が同神社内で行った発言が『週刊ポスト』(10月12・19日合併号)に取り上げられ、同氏が宮内庁に謝罪のうえで退任に至る事態へと発展した。問題の発言は、2018年6月20日、同神社の社務所会議室で開かれた「第1回教学研究委員会定例会議」におけるもの。教学研究委員会は、2019年に創立150年の節目を迎える靖国神社の指針を固めるために同氏が組織した。『週刊ポスト』が入手した議事音声によると、同氏は今上天皇の慰霊の旅に言及し「どこを慰霊の旅で訪れようが、そこには御霊(みたま)はないだろう? 遺骨はあっても」「はっきり言えば、今上陛下は靖国神社を潰そうとしてるんだよ」と述べた。同様に、今のままでは皇太子夫妻は代替わり後にも同神社へ参拝なされないであろうと懸念している(週刊ポスト10月12・19日合併号ほか)。 同神社広報は10月10日、「極めて不穏当な言葉遣いの録音内容が漏洩」と週刊誌報道に言及し、同氏が退任の意向を示していることを発表した。また宮内庁長官による同月11日の定例記者会見では、同氏が同月5日に宮内庁を訪問し、退任の意向と謝罪の意を述べたことが明らかになった(日経・東京10/12ほか)。 |