*ヒンドゥー教徒の終活を描いた映画『ガンジスに還る』

*ヒンドゥー教徒の終活を描いた映画『ガンジスに還る』

記事年月 2018年10月-12月
号数 81
媒体 国外
大分類 【B-3. 南アジア】
国名 インド
トピック
記事タイトル *ヒンドゥー教徒の終活を描いた映画『ガンジスに還る』
本文テキスト  2016年発表のインド映画『ガンジスに還る』(10月27日日本公開)は、主人公の老人ダヤが夢で自分の死期を悟り、会社で忙しく働く息子を連れてガンジス河畔にあるヒンドゥー教の聖地バラナシへ向かうところから物語が始まる。バラナシに複数ある宿泊施設「死を待つ人の家」の一つ「ムクティ・バワン(解脱の館)」を舞台に、そこで人生の最期を迎えようとする人々とその家族がユーモラスに描かれる。監督のシュバシシュ・ブティアニ氏は、実際に死を待つ人々の施設を訪れるなかで「人の死が家族に与える影響を撮りたいと考えるようになった」と語る。また前作ではシーク教徒に対する暴動を題材にした作品を発表するなど、同氏はインド社会の現在に焦点を当てる社会派監督として期待されている(毎日10/31ほか)。
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