*クルド人大統領とシーア派首相候補選出、政治空白解消か
記事年月 | 2018年10月-12月 |
---|---|
号数 | 81 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | イラク |
トピック | |
記事タイトル | *クルド人大統領とシーア派首相候補選出、政治空白解消か |
本文テキスト | 5月の国会選以降政治の停滞が続いていたイラクの国会で10月2日に大統領を選出する投票が行われた結果、少数民族クルド人のサレハ氏が選出された。同氏は、イスラム教シーア派だが世俗的な側面も持つ元副大統領のアブドルマハディ氏を首相候補に指名した。イラクでは慣例的に名誉職とされる大統領はクルド人から、大きな権限を有する首相は国民の多数を占めるシーア派から、国会議長はスンニ派から選出される。5月の選挙で議会内最大勢力となったシーア派指導者サドル師やアバディ現首相は、アブドルマハディ氏が首相候補に指名されたことを歓迎した。「イスラム国(IS)」掃討からの復興途上にある同国では4ヶ月以上政治空白が続き、劣悪なインフラ環境などに対する抗議デモが相次いでいた(東京・夕10/3ほか)。 [→ラーク便り80号54頁参照] |