*神社本庁定例評議員会で「辞任発言」めぐる動議
記事年月 | 2018年10月-12月 |
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号数 | 81 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 11月 |
国名 | 日本 |
トピック | 神社新報 |
記事タイトル | *神社本庁定例評議員会で「辞任発言」めぐる動議 |
本文テキスト | 10月24日、神社本庁の平成30年10月定例評議員会が開催された。平成30年度補正予算が可決されたほか、芦原高穂評議員から自身を含む6名の評議員による動議が提起された。同評議員は田中恆清総長の辞意表明に関して年内に再び理事会を開催し、田中総長と鷹司尚武統理との協議の上で鷹司統理に進退を一任することを、評議員の過半数の決議によって勧告するよう求めた。芦原議員は9月11日の役員会における田中総長の発言によって辞任が成立したことは「動かしがたい事実」とし、「再び総長になるためには『神社本庁役員その他の機関に関する規定』第七条に従って、改めて役員会の議を経て統理様の指名を受けることが必要」と主張した。 動議をめぐって議論は紛糾したが、中山高嶺議長は「辞任手続きについて書面が提出されていない」ことと、「規定上、代表役員である総長の選任は評議員会の権限に属しないため、議題として上げるのは不適当」との理由から、動議を採決しないと決定。閉会にあたって田中総長は動議について疑義を示し、報道されている百合丘職舎売却に関する不正を否定するとともに、総長の任期を全うすることを改めて表明した。鷹司統理は、出処進退は総長自身が決めることとしつつ、9月の辞意表明と10月3日の臨時理事会、常務理事会での発言内容が大きく異なっていたとし、「そういうことがまかり通るようだと神道の精神が見えなくなるので、それをお考えいただきたいと申し上げた」と述べた(5日付)。 動議をめぐって議論は紛糾したが、中山高嶺議長は「辞任手続きについて書面が提出されていない」ことと、「規定上、代表役員である総長の選任は評議員会の権限に属しないため、議題として上げるのは不適当」との理由から、動議を採決しないと決定。閉会にあたって田中総長は動議について疑義を示し、報道されている百合丘職舎売却に関する不正を否定するとともに、総長の任期を全うすることを改めて表明した。鷹司統理は、出処進退は総長自身が決めることとしつつ、9月の辞意表明と10月3日の臨時理事会、常務理事会での発言内容が大きく異なっていたとし、「そういうことがまかり通るようだと神道の精神が見えなくなるので、それをお考えいただきたいと申し上げた」と述べた(5日付)。 |