*国学院大学で大嘗祭(だいじょうさい)主題の講演会
記事年月 | 2018年10月-12月 |
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号数 | 81 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 12月 |
国名 | 日本 |
トピック | 神社新報 |
記事タイトル | *国学院大学で大嘗祭(だいじょうさい)主題の講演会 |
本文テキスト | 11月17日、国学院大学研究開発推進機構は、同大学の常磐松ホールにて平成30年度公開学術講演会「古代と近代の大嘗祭と祭祀制」を開催した。講師は同大教授の岡田荘司氏。岡田氏は古代と近代の大嘗祭を比較するという視点から、まず「地域祭祀と国家・天皇祭祀が二重構造になっているのが、古代からの基本」とした。本来大嘗祭は伊勢の神宮に向かって行われる遥拝祭祀であり、天皇自身が祀るのは天照大神だけで、それ以外の神々は間接祭祀であったことを説明。他方、慶応4(1868)年の国是五箇条誓約の御誓祭では天神地祇が神籬に迎えて祀られたことを指摘。遥拝祭祀という大嘗祭の「本義」が明治以降も維持された一方、「明治の祭祀・祭式も、新国家体制における現代にも続く新しい祈りの形として重要」と語った(17・24日合併号)。 |