*第一次世界大戦終戦100周年で式典
記事年月 | 2018年10月-12月 |
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号数 | 81 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | フランス |
トピック | |
記事タイトル | *第一次世界大戦終戦100周年で式典 |
本文テキスト | 第一次世界大戦終戦100周年を控えた11月9日、連合軍側だった英仏の首脳は40万人超の戦死者を出した仏北部の激戦地ソンムで開かれた追悼式典に参列した。また翌10日には、仏独の首脳が、両国が休戦協定を結んだパリ北部のコンピエーニュの森を訪れ、和解と欧州の統合強化を確認し合った。両国首脳が揃ってこの場所を訪れるのは初めてという。終戦当日にあたる11日には、ロンドンで行われた戦没者追悼式典に、チャールズ皇太子やメイ首相らと共にシュタインマイヤー独大統領も参加するなど、当時の敵味方を超えた追悼式が欧州各地で行われた(朝日11/11ほか)。 また、11月11日にはパリで100周年の記念式典が開催され60ヶ国以上の首脳や国際機関幹部ら120人が参列した。マクロン仏大統領は演説で「古い悪魔が再び目覚めつつある」と述べ、「愛国心(パトリオティズム)は利己主義やナショナリズムと対極にある」と各国で広がる自国第一主義を牽制した。大多数の首脳らがバスでともに会場入りし記念撮影を行うなか、トランプ米大統領は遅れて別途入場し、続いて開催された「平和フォーラム」を欠席するなど距離を置いた。同大統領はパリ郊外のエンヌマルヌ米軍墓地を訪問する予定だったが、天候を理由にキャンセル。これに対し米政府高官らから「戦死者に対し不敬で、恥」「情けない」などと批判が集まった(日経・夕11/12ほか)。 |