*大聖堂でテロ、自治政府投票結果への反発か
記事年月 | 2019年1月-3月 |
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号数 | 82 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
国名 | フィリピン |
トピック | |
記事タイトル | *大聖堂でテロ、自治政府投票結果への反発か |
本文テキスト | 1月27日朝、南部スールー州ホロ島にあるカトリック大聖堂で爆発があり、20人以上が死亡、100人以上が負傷した。爆発があったのは計2回で、1回目は日曜日のミサが行われていた最中の聖堂内、2回目は同じ聖堂の外にある駐車場だった。同日に「イスラム国(IS)」が犯行声明を発表したが、治安当局はISに忠誠を誓う武装勢力「アブサヤフ」による犯行とみている。「アブサヤフ」はスールー州を拠点とし、「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」主導のイスラム自治政府樹立の動きに反発している組織。同州でも行われた自治政府参加の意思を問う住民投票では反対派が過半数を占めたが、投票参加州全体で賛成票が過半数を占めた場合の規定に従って、自治政府に加わることが決定。今回の爆発事件の背景にはこの決定への不満があるとみられている(東京2/3ほか)。 |