*「お経」で窃盗犯撃退、センサー開発

*「お経」で窃盗犯撃退、センサー開発

記事年月 2019年1月-3月
号数 82
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
記事タイトル *「お経」で窃盗犯撃退、センサー開発
本文テキスト  賽銭泥棒や放火、落書きなどの防犯体制の整備に苦慮する寺社が多い中、長崎市のセキュリティー会社が「お経」で窃盗犯を撃退するセンサーを開発したと報じられた。
 寺社は門を締め切ることは難しく、窃盗犯のなかには観光客を装う者もおり、参拝客か不審者かを見分けることも難しい。監視カメラや赤外線センサーを設置したという寺の管理者も、不安は尽きないと話す。納骨堂では祭壇に供えた小銭や家族の思い出の品、位牌まで盗まれることもあるという。
 警備システムの設置などを手がける警備会社・セキュリティハウスケント(長崎市)は、寺の納骨堂で読経の音声を流し、窃盗犯を撃退する防犯技術を開発。この防犯センサーは、参拝客と窃盗犯の行動パターンを記憶し、窃盗犯特有の動きなどがあった場合にシステムが識別し、お経の音声を流す。お経は宗派ごとに5パターンあり、夜間は警報ブザーに切り替わり管理者に通報される。同社の社長は「泥棒にも罪を犯す1歩手前で、お経を聞いて改心してほしい」と話す(長崎・長崎2/24)。
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る