*来訪神行事、女性は着面叶わず

*来訪神行事、女性は着面叶わず

記事年月 2019年1月-3月
号数 82
媒体 国内
大分類 【A-3.習俗・慰霊】
国名 日本
トピック
記事タイトル *来訪神行事、女性は着面叶わず
本文テキスト  2018年に日本の来訪神行事10件が「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコ無形文化遺産に登録されたことを受け、年末から年明けに掛けての各行事が大きく報道されている。なかでも知名度の高い秋田県男鹿市の「男鹿のナマハゲ」は、2018年の大晦日に同市内約80地区で行われ、各紙紙面を賑わせた。こうした文化遺産・伝統行事を報じるなかで、女性のナマハゲを提案する声が上がりつつも、実現しなかったケースが『朝日新聞』で取り上げられている。紹介されているのは兵庫県出身の24歳女性で、同女性はナマハゲに惹かれて2017年に同市へ移住してきた。しかし、ナマハゲ行事では、女性が面を触ることすら忌避する地域もあるという。この地域では女性がナマハゲ行事に同行すること自体が稀とされているが、今回、ナマハゲになることを望んだ女性は着付けを手伝い、行事に同席してナマハゲが座敷でもてなされる姿を見守った(朝日・東京1/1ほか)。
[→『ラーク便り』81号19頁参照
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