*バチカン女性紙が修道女への性暴力を告発

*バチカン女性紙が修道女への性暴力を告発

記事年月 2019年1月-3月
号数 82
媒体 国外
大分類 【B-7. 西ヨーロッパ】
国名 バチカン(聖座(Holy See))
トピック
記事タイトル *バチカン女性紙が修道女への性暴力を告発
本文テキスト  バチカン紙『オッセルバトーレ・ロマーノ』の女性向け月刊紙である『ドンネ・キエザ・モンド(女性、教会、世界の意)』2月1日号に、聖職者による修道女への性的虐待を扱った論説記事が掲載された。妊娠した修道女が、カトリックが禁じている人工妊娠中絶を強いられるケースもあるという。教皇フランシスコは2月5日、UAEからの帰路の機内で記者団に対し、報道内容を事実と認め、現在も調査中の案件があると語った。一部の新しい共同体や修道会で起こりがちであるとしつつ、稀ではなく、司祭のみならず司教が加担したケースもあると明かした。本件には、前教皇ベネディクト16世が枢機卿時代から積極的に対処し、妨害に遭いながらもある女子修道会を解散させたと説明。教皇フランシスコも何人かの司祭に聖職停止制裁を科し、幾つかの女子修道会を解散させたと述べた。後日、教皇庁報道局のジソッティ暫定局長が、教皇ベネディクト16世が解散させた修道会がフランスの「イスラエルと聖ヨハネ修道女会」であることを明かしたが、妨害したのが誰かは明らかにしなかった(カトリック2/17ほか)。
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