*性的虐待に関係した高位聖職者の処遇
記事年月 | 2019年1月-3月 |
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号数 | 82 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | バチカン(聖座(Holy See)) |
トピック | |
記事タイトル | *性的虐待に関係した高位聖職者の処遇 |
本文テキスト | 教皇庁は12月12日、教皇が、教会の組織改革について検討する「顧問評議会」から3人の枢機卿を外したと発表した。理由は高齢であるためとされたが、3人のうち2人は、未成年者への性的虐待で訴追されたオーストラリアのジョージ・ペル枢機卿と、チリのサンティアゴ大司教に在任中、聖職者による性的虐待の報告を受けながらこれを隠蔽したとして検察当局の取り調べを受けたハビエル・エラスリス枢機卿(キリスト1/11)。また、教皇は3月23日付で、チリのサンティアゴ大司教のエッザティ枢機卿の大司教辞職願を受理した。理由は明らかにされていないが、同氏は聖職者による性的虐待を隠蔽したとして訴追されている(東京3/24)。 教皇庁は2月16日、約50年前に10代少年への性的虐待を行ったとされる米ワシントン名誉大司教のマッカリック元枢機卿の司祭職を教皇が剥奪したと発表した。同氏は無実を訴え抗告したものの教理省はこれを却下した。これは破門に次ぐ厳しい処罰である(カトリック3/3ほか)。 |