*土葬望むムスリムの墓地不足
記事年月 | 2019年1月-3月 |
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号数 | 82 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-8.その他の宗教関連事象】 |
国名 | 日本 |
トピック | イスラム教 |
記事タイトル | *土葬望むムスリムの墓地不足 |
本文テキスト | 教義で土葬が定められているムスリムの墓地が不足している。火葬が一般的な日本では地域の理解を得ることが難しく、改正出入国管理及び難民認定法の成立で国内のムスリム人口の増加が見込まれるなか、墓地の確保が大きな問題となりつつある。 墓地埋葬法では土葬自体は規制されておらず、自治体の条例や規則で開設要件が規定されている。近年では火葬の墓地や納骨堂を建てる場合でも新設反対の声があがることもあり、なじみの薄い土葬墓地の場合はよりハードルは高い。九州でムスリムを埋葬できる墓地は大分県別府市にあるのみだが、管理者によると、あと数人で限界となる。同市も土葬が可能な土地の管理者と話し合いをしているが、難色を示されることが多いという。日本ムスリム協会によると、日本で埋葬できない場合は高額の輸送費をかけて自国に遺体を運ぶ場合もある。日本で弔うことができる環境の確保に、関係者は奔走している(読売・福岡・夕2/5)。 |