*シンポジウム「大嘗祭をめぐる祭祀論」

*シンポジウム「大嘗祭をめぐる祭祀論」

記事年月 2019年1月-3月
号数 82
媒体 専門紙
大分類 1月
国名 日本
トピック 神社新報
記事タイトル *シンポジウム「大嘗祭をめぐる祭祀論」
本文テキスト  2018年12月8日、「大嘗祭をめぐる祭祀論」をテーマとした神道宗教学会第72回学術大会学術シンポジウムが国学院大学で開催された。基調講演を行ったのは岡田莊司・国学院大学教授。同氏は近代以前における天皇祭祀と地域祭祀の区分について解説し、古代と近代の祭祀の関係について論じた。続いて発題者の一人である加茂正典皇学館大学教授は、大嘗祭において祀られる神として皇祖・天照大神が推定されることなどを論じた。藤本頼生・国学院大学准教授は、皇室制度と神社祭祀制度の変遷という観点から近代と現代の大嘗祭の連続性と非連続性について概観。最後に塩川哲朗・国学院大学PD研究員は、大嘗祭の内容を分解・再構成した折口信夫の仮説が、戦後に真床覆衾(まとこおうふすま)論だけ取り出される形で一人歩きし、定説化していった過程を明らかにした(28日付)。
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