*日本人僧侶が群山(グンサン)名誉市民に
記事年月 | 2019年4月-6月 |
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号数 | 83 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 韓国 |
トピック | |
記事タイトル | *日本人僧侶が群山(グンサン)名誉市民に |
本文テキスト | 日本人僧侶の一戸彰晃(いちのへしょうこう)氏(69)が3月下旬に韓国の群山市を訪れ、同市の市長から名誉市民証を受け取った。日本仏教界が朝鮮半島で戦争に協力した歴史を直視し、和解につなげる地道な活動が評価された。一戸氏は、青森で曹洞宗の寺院の住職を務めながら、植民地時代の朝鮮半島に日本仏教がもたらした影響を検証する活動を続けてきた。同氏によると、群山にある東国寺は1909年に日本人僧侶が開いた布教所が原型とされる。1913年に現在の場所に「錦江寺」の名称で建てられ、終戦後に東国寺と改称、現在は韓国の曹渓宗の所属になっている。同氏が2011年に東国寺を初めて訪ねて以降、住職の宗杰(チョンゴル)氏と交流し、12年には「東国寺を支援する会」を設立、また曹洞宗が戦時中、日本の統治政策に協力して布教した反省を刻んだ「懺謝文」の石碑を境内に建立した。日本で収集した植民地時代の群山や東国寺に関する多くの史料を同寺に寄贈した(東京4/23)。 |