*アジア初、同性婚法成立

*アジア初、同性婚法成立

記事年月 2019年4月-6月
号数 83
媒体 国外
大分類 【B-1. 東アジア・太平洋地域】
国名 台湾
トピック
記事タイトル *アジア初、同性婚法成立
本文テキスト  5月17日、立法院(国会)は同性カップルが結婚できる特別法案を賛成多数で可決した。特別法は18歳から同性婚ができる規定で、異性婚の夫婦に認められている大半の権利を同性カップルにも保障した。一方、同性婚を認めていない国の国民との国際結婚は認めず、同性カップルは血縁関係のない子を養子縁組できない。アジアで同性婚法が成立したのは台湾が初めてで世界では26番目。同性婚に対しては高齢層やキリスト教団体などから反対運動も展開されており、立法院の採決でも、同性婚を定めた条文について出席者93人のうち27人が反対した(毎日5/18ほか)。
24日から婚姻届の受け付けが始まり、朝から各地の行政窓口が同性カップルで混雑し、初日だけで526組が婚姻手続きを行った。台湾の年間の結婚件数は13万件強であるが、同性婚の合法化で4千~5千件の押し上げ効果があると地元メディアは伝えている(日経6/28)。
[→ラーク便り75号44頁参照
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