*最古の鯰絵奉納の証拠か
記事年月 | 2019年4月-6月 |
---|---|
号数 | 83 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-1.神道】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *最古の鯰絵奉納の証拠か |
本文テキスト | 国内最古とみられる鯰絵奉納に関する古文書が福岡市の賀茂神社にあることが、研究者の調査で明らかになった。同社は「ナマズの神様」で知られており、このほど見つかった古文書の日付は1821年のもの。鯰絵は1850年代の大地震の頻発を受け、鯰が引き起こす地震を抑えつけるものとして全国的な流行をみせたが、古文書の内容は震災被害を抑えるためのものではない。古文書には、同社近隣の住民が白鯰と俗称される皮膚病の平癒を祈願し、それが成就したら鯰の絵馬を捧げる旨が書かれている。同社はこの古文書も含めた103点の文書を収録した図録『神様と鯰の物語』を発行。図録は祭事の祝詞や同社に伝わる鯰の伝説なども収録しており、近世の神社・民間信仰の姿を知る資料として紹介されている(西日本・福岡5/22ほか)。 |