*国際的非難噴出で不倫と同性愛への死刑猶予

*国際的非難噴出で不倫と同性愛への死刑猶予

記事年月 2019年4月-6月
号数 83
媒体 国外
大分類 【B-2. 東南アジア】
国名 ブルネイ
トピック
記事タイトル *国際的非難噴出で不倫と同性愛への死刑猶予
本文テキスト  5月5日、ボルキア国王はテレビ演説を行い、前月に施行していた不倫・同性愛行為への死刑適用を猶予することを明らかにした。4月3日に施行されたこの新刑法では、イスラム法に基づいて不倫や同性愛行為を行った者を投石などで死刑に処することを規定。施行後に人権団体をはじめ国際社会からの非難が相次いだ結果、国王は刑法について誤解が生じていると釈明し、20年以上にわたって死刑執行が猶予されているブルネイの現状に従い、今回も同様の措置を取ることを発表した。とはいえ、今回の厳罰化の背景には保守派イスラム教徒の信任を得たい国王の思惑があり、今後死刑の代わりに禁錮刑やむち打ち刑などが適用される可能性が残っているという指摘もある(東京5/6ほか)。
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