*平成における葬祭業界の動向
記事年月 | 2019年4月-6月 |
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号数 | 83 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *平成における葬祭業界の動向 |
本文テキスト | 平成の終わりを機に、『フューネラルビジネス』5月号は平成30年間の葬祭業界の変化をまとめた。 30年間の大きな動向としては、葬儀スタイルの小規模・簡素化が挙げられている。葬儀に対する価値観や意識の変化を背景に、家族葬や直葬、一日葬といった近親者だけでシンプルに故人を送る葬儀が台頭した。その結果、式場の建坪は小ぶりになったが、一方で遺族にとって居心地のよい広めの控室がデザインされるようになった。また葬儀1件あたりの総額が減少し、葬祭業者は新たなサービスの開発や提供エリアの拡大に力を入れざるを得なくなった。 さらにインターネットの普及によって「ネット系葬儀紹介業」が登場し、葬儀料金の明瞭化、シンプル化が進んだ。 2010年頃からは「終活」という言葉の広まりとともに、「死」を忌避する感覚が希薄化し、生前整理や墓じまい、葬儀といった終活サービスについてあらかじめ考えておくことが珍しいことではなくなった。記事は終活がブームを超えて定着した段階にあると指摘している(月刊フューネラルビジネス5月号)。 |