*共産党体制下での殉教者を列福
記事年月 | 2019年4月-6月 |
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号数 | 83 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-6. 東ヨーロッパ】 |
国名 | ルーマニア |
トピック | |
記事タイトル | *共産党体制下での殉教者を列福 |
本文テキスト | 教皇は5月31日~6月2日の日程でルーマニアを訪問し、政府要人やルーマニア正教会の総主教らと会談した。1日には隣国ハンガリーとの境界地帯であるトランシルヴァニアの聖母巡礼地「シュムレウ・チュク」でミサをささげ、対立や分裂の克服を訴えた。同巡礼地がハンガリーのプロテスタントの為政者の強制改宗に抵抗したカトリック信者の拠点であったことや、共産党による独裁体制下のルーマニアで多数派の正教徒(約82%)は優遇され、少数派のカトリック信者(7%)は激しい迫害に晒されたことを踏まえての発言とみられる。ミサにはハンガリーのアーデル・ヤーノシュ大統領も一信徒として参加した。2日には同地方の都市ブラジで、共産党体制下で殉教したギリシャ典礼カトリックの枢機卿1人と司教6人の列福式を行った(カトリック6/9ほか)。 |