*同性愛治療を扱った『ある少年の告白』
記事年月 | 2019年4月-6月 |
---|---|
号数 | 83 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-8. 北米・中南米】 |
国名 | アメリカ |
トピック | |
記事タイトル | *同性愛治療を扱った『ある少年の告白』 |
本文テキスト | ジョエル・エドガートン監督の映画『ある少年の告白』は、同性愛を「病気」と捉える保守派キリスト教の価値観がもたらす悲劇を扱っている(4月19日日本公開)。主人公のジャレッドは大学入学後に男性に引かれることに気づくが、牧師である父親は同性愛を罪とするキリスト教保守派の家族観を信じており、同性愛治療のための矯正施設に彼を預ける。そこでは同性愛が生来的なものではなく選択であると教え込まれ、懺悔として自らの体験を語らせ、過酷な身体的訓練も課される。米国では70万人以上が経験したとされる同性愛治療の問題点を描写した作品である(毎日・夕4/19ほか)。 |