*大嘗宮の茅葺(かやぶき)屋根をめぐる論説
記事年月 | 2019年4月-6月 |
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号数 | 83 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 4月 |
国名 | 日本 |
トピック | 神社新報 |
記事タイトル | *大嘗宮の茅葺(かやぶき)屋根をめぐる論説 |
本文テキスト | 神社本庁参事の神保郁夫氏による「大嘗宮は茅葺屋根で」と題した論説。大嘗祭が行われる大嘗宮では、1300年以上にわたって茅葺屋根の伝統が守られてきた。しかし2018年12月19日に宮内庁が主催した第3回大礼委員会において、大嘗宮主要三殿の屋根の素材が茅から板葺きに変更されることが発表され、一部で話題となっている。日本茅葺協会は宮内庁に要望書を提出し、工費を抑えた施工法を提案した。だが宮内庁側は予算以上の理由として、建物の安全性や11月の大嘗祭までに完成させるという工期の問題を挙げたという。論説は平成の大嘗祭においてすでに主要三殿以外の建物でカナダ杉の板葺きが使われていたことを指摘。その後に検証を行わなかった「つけ」が今回の変更として現れたと論じている(29日付)。 |