*霊園開発の「永代」契約解除、寺院側勝訴
記事年月 | 2019年4月-6月 |
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号数 | 83 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 6月 |
国名 | 日本 |
トピック | 中外日報 |
記事タイトル | *霊園開発の「永代」契約解除、寺院側勝訴 |
本文テキスト | 曹洞宗円蔵寺(千葉県印西市)から、霊園開発をめぐって工事や販売を認められた石材店が、一方的に契約を解除されたことで受けた損害の賠償を求めた訴訟で、東京高裁はこのほど原告の訴えを棄却した。原告が上告しなかったため、判決が確定。同寺は先代住職の時代に原告の石材店と「(石材店が)権限を永代にわたり行使することができる」など記載した契約を結んだが、経営・管理が不調となった。同寺は2016年9月に契約解除を通知し、同年12月には別業者で墓の工事を実施した。石材店側は契約継続を主張し、2017年5月に提訴していた。地裁判決で企業が独占的に墓地経営の権限を有するのは「望ましい状態とはいえない」と判断されたのを踏まえ、控訴審判決でも、主体は寺側であり、契約も「解除権自体が放棄されたとは解されない」と判断された(26日付)。 |