*一向一揆を非難した蓮如の書状を地元NPOが入手

*一向一揆を非難した蓮如の書状を地元NPOが入手

記事年月 2019年7月-9月
号数 84
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
記事タイトル *一向一揆を非難した蓮如の書状を地元NPOが入手
本文テキスト  岐阜県白川村のNPO法人「白川郷耕雲塾」は、室町時代の浄土真宗中興の祖・蓮如が、この地域で起こった一向一揆を非難している書状を入手したと明らかにした。蓮如が一向一揆について記した書状は珍しく、貴重なものだという。耕雲塾によると、書状の存在を把握したのは約10年前。白川を含むこの地域に浄土真宗が広まる経緯を示す史料として購入を検討していたといい、村民に寄付を募り、7月10日に京都市の美術商から購入するに至った。
 今回発見された書状は、白川での一揆に門徒たちが関わっていることを強く非難し、関わった者は破門するようにと伝える内容であるという。一揆の発生年や詳細は研究途中だが、専門家によれば、蓮如が一揆について記したものは加賀一向一揆を非難する「お叱りの御文」しかなく、今回見つかった書状は第一級の史料であるという(岐阜・岐阜7/11、日経・東京・夕7/11)。
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