*長野県の首長らに政教分離違反の疑惑
| 記事年月 | 2019年7月-9月 | 
|---|---|
| 号数 | 84 | 
| 媒体 | 国内 | 
| 大分類 | 【A-6.政治と宗教】 | 
| 国名 | 日本 | 
| トピック | |
| 記事タイトル | *長野県の首長らに政教分離違反の疑惑 | 
| 本文テキスト |  長野県の知事や首長らが宗教団体と関わっていることが相次いで発覚し、市民団体や憲法学者から政教分離違反との批判の声が上がっている。同県知事の阿部守一氏は、長野県護国神社(松本市)を物心面で支援する組織「崇敬者会」の会長を務め、鳥居修復の寄付集めの趣意書に名を連ねていたことが明らかとなった(信濃毎日・長野8/23)。また同市長の加藤久雄氏は8月28日の定例記者会見で、市内にある4社寺の支援団体で役職を務めていることを明かした。同市長は「以前から地元の氏子や檀家として私的に信仰している。公務とは切り離している」という(信濃毎日・長野8/28)。 これに加えて、須坂市、小布施町、高山村の首長や幹部が戦没者を祀る上高井招魂社(須坂市)の例大祭に公務として出席し、直会(なおらい)に公費を支出していたことがわかった(信濃毎日・長野9/6、中日・長野9/6ほか)。 専門家はこれらの一連の騒動に関して、「全ての宗教的色彩のある行事と国家を分離することは適切ではない」としつつも、政教分離の原則に抵触する可能性を指摘している(毎日・長野9/30)。  |