*生きづらさを表現、石田徹也展に多数来場
記事年月 | 2019年7月-9月 |
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号数 | 84 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | スペイン |
トピック | |
記事タイトル | *生きづらさを表現、石田徹也展に多数来場 |
本文テキスト | 首都マドリードの国立美術館で、4月上旬から9月8日まで、早世画家・石田徹也(1973~2005)の絵画70点が展示された。7月末の段階で、予想を超える約31万3千人の来場者があり、共感を集めている。石田の絵画は、学校の校舎に身体を押し込められ、頭部だけが外にはみ出した男性を描いた「囚人」や、体を部品のようにバラバラに切断された男性が段ボール箱に収納される葬儀風景を描いた「回収」など、日本社会の閉塞感や「生きづらさ」を描いたものとされる。キュレーションを担当したテレサ・ベラスケスさんは、「作品に漂うのは、見捨てられたり、幸福を探すのをやめたりといった絶望感や閉塞感で、それは国を超えて共通」と語った(朝日8/20)。 |