*改宗イラン人に難民認定判決
記事年月 | 2019年7月-9月 |
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号数 | 84 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-8.その他の宗教関連事象】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *改宗イラン人に難民認定判決 |
本文テキスト | 東京地裁は9月17日、埼玉県在住のイラン国籍の男性が国に難民認定を求めた訴訟の判決で、男性を難民として認めるよう国に命じた。男性はイスラム教徒だったが、母国のイランでペルシャ語聖書を読んでキリスト教を信仰するようになった。2007年に来日して以後は毎週の礼拝にほぼ参加している。男性はイランに戻ると迫害を受ける可能性が高いとして難民認定を求めたが、国側は男性が宗教指導者ではないために迫害を受けるにはあたらないと主張。判決では、改宗が死刑に値すると考えられているイランの状況を指摘し、男性がイランで礼拝や集会に参加するならば迫害を受けるおそれがあるとして、国の主張を退けた。改宗を理由にした難民認定の判決は珍しいとされ、出入国在留管理庁は判決内容を受けて「適切に対応したい」としている(読売・東京9/18)。 |