*教皇フランシスコの顧問役、スパダロ神父が来日講演
記事年月 | 2019年10月-12月 |
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号数 | 85 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 10月 |
国名 | 日本 |
トピック | キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞 |
記事タイトル | *教皇フランシスコの顧問役、スパダロ神父が来日講演 |
本文テキスト | イタリアのイエズス会総合誌『ラ・チビルタ・カットリカ(カトリック文明)』の編集長で、教皇フランシスコの非公式な顧問役を務めていることでも知られるアントニオ・スパダロ神父が来日し、9月19日に上智大学で「教皇フランシスコによる慈しみの地政学」と題する講演を行った。約170人が聴講した。スパダロ神父は、教皇フランシスコが国交のない中国との交渉や、キューバと米国の関係改善、コロンビア政府とコロンビア革命軍との紛争終結などに尽力してきたことを挙げ、教皇外交の特徴を「世界を、単純に善か悪かで二分して見ることはしない」と説明。また、紛争地(跡地)で人々の傷を癒そうとする姿勢を「野戦病院外交」と紹介した。さらに、「教皇は、矛盾をはらんでいたとしてもエネルギーがあふれている場所が大好き」とし、そのような文脈で多元的で人口が増えているアジアに関心を寄せていると指摘した(カ6日付)。 |