*天台宗寺院と消滅可能性都市の動向

*天台宗寺院と消滅可能性都市の動向

記事年月 2019年10月-12月
号数 85
媒体 専門紙
大分類 12月
国名 日本
トピック 中外日報
記事タイトル *天台宗寺院と消滅可能性都市の動向
本文テキスト  新保祐光・村上興匡の両大正大学教授による「都道府県別人口推計からみた天台宗寺院への影響―日本創成会議資料を参考に―」の論考が掲載。「消滅可能性が高い都市」(20代30代の女性人口が50%以上減少し、人口が将来推計1万人未満となる)にある天台宗寺院は295ヶ寺(10.3%)、「消滅可能性都市」(同じく女性人口が減少し、人口は1万人以上)には747ヶ寺(26.1%)となる。都道府県別に見ると、「消滅可能性が高い都市」の実数では千葉が69ヶ寺と圧倒的に多く、岩手・群馬・山形・鳥取・岡山・長野と続く。割合では岩手が75%、鳥取が62.2%と顕著に高い。「消滅可能性都市」の実数では、千葉157ヶ寺、茨城103ヶ寺と多く、兵庫・群馬・大分と続く。その割合では秋田は100%となり、山梨・長崎・青森・愛媛・和歌山・大分・宮城なども3分の2以上と高い。これらの結果を組み合わせて6類型を提出し、「消滅可能性が高い都市」という地方自治体の存続そのものが危うい地域に寺院の実数も割合も大きくなっているタイプの県としては、岩手、山形、鳥取を挙げている(4日付)。
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