＊金正恩(キムジョンウン)氏の母を神格化する石碑
| 記事年月 | 2019年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 85 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
| 国名 | 北朝鮮 |
| トピック | |
| タイトル | ＊金正恩(キムジョンウン)氏の母を神格化する石碑 |
| 本文 | 東部の景勝地である金剛山(クムガンサン)に金正恩朝鮮労働党委員長の母、高英姫(コヨンヒ)氏を指すとされる「先軍朝鮮の母さま」という表現が刻まれた石碑が建立されていたことが12月29日にわかった。石碑の建立は朝鮮労働党の重要事業で、金一族の最高指導者3代以外には、金日成(キムイルソン)主席の妻、金正淑(キムジョンスク)氏に関する言及がある石碑が既にあった。日本政府関係者は、今回の石碑の建立は金剛山の独自開発の意義と、高氏の権威を同時に引き上げる効果を持ち、母親の神格化による正統性伝説の完成を急ぐ正恩政権の方針が読み取れると指摘している。高氏は大阪出身の在日朝鮮人で、北朝鮮渡航後に舞踏家として活動していた1970年代初めに金正日(キムジョンイル)総書記の3番目の妻となった。1990年代後半に乳がんを患い、2004年に死去した（産経12/30）。 |