*抗議デモで死亡した大学生を追悼

*抗議デモで死亡した大学生を追悼

記事年月 2019年10月-12月
号数 85
媒体 国外
大分類 【B-1. 東アジア・太平洋地域】
国名 中国
トピック
タイトル *抗議デモで死亡した大学生を追悼
本文  11月3~4日に香港で起こった警察とデモ隊の衝突現場近くの駐車場ビルで負傷して重体となっていた香港科技大学2年の男子大学生周梓楽さん(22)が、8日朝に死亡した。民主派議員団は「デモ現場での負傷による初めての若者の死だ」との声明を発表し、警察に真相究明を求めた。香港メディアは、デモに参加していた周さんが警官隊の放った催涙弾を避けようとして転落した疑いがあると報じているが、警察は反論しており、因果関係は明らかになっていない(毎日11/9ほか)。
 8日夜には追悼集会が開かれ、多くの学生がろうそくに火をともして参加した。香港科技大学では大勢の学生らが黙とうを捧げ、周さんの死を悼んだ。立法会(議会)の委員会でも午後の審議開始に先立ち、民主派議員らが黙とうを捧げた。政府庁舎近くでは9日夜、周さんの追悼集会が行われ、主催者発表で約10万人が参加した。集会では、「香港人は抵抗する」と統一されてきたスローガンが「報復する」に変わり、政府と警察に対する憎悪の度合いを強めている(読売11/10ほか)。
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