*震災から15年、防災に宗教指導者関与を求める声

*震災から15年、防災に宗教指導者関与を求める声

記事年月 2019年10月-12月
号数 85
媒体 国外
大分類 【B-2. 東南アジア】
国名 インドネシア
トピック
タイトル *震災から15年、防災に宗教指導者関与を求める声
本文  12月26日、2004年に発生したスマトラ沖大地震とインド洋大津波から15年を迎えたインドネシア各地で追悼集会が開かれた。最大の被害を出したスマトラ島のアチェ州では、インド洋沿岸諸国全体の死者・行方不明者およそ22万人中16万人以上を占めるとされる。ピディ県シグリで開かれた州主催の式典には数千人の遺族らが参列し、州知事代行が悲劇を忘れることなく災害に備えようと訴えた。国民の防災意識の低さを懸念する国家防災庁は2020年から学校での防災教育の導入を計画。防災対策に消極的な住民の態度を「災害は神の行い」とするイスラム的な考え方に結びつける防災研究者もおり、イスラム色が特に強いアチェ州では防災意識の浸透に宗教指導者の積極的な関与が欠かせないとの声があがっている(毎日・夕12/26ほか)。
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