*アイヌ民族遺骨が象徴空間に集約
記事年月 | 2019年10月-12月 |
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号数 | 85 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *アイヌ民族遺骨が象徴空間に集約 |
本文 | 大学で保管されていたアイヌ民族の遺骨が「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(北海道胆振(いぶり)管内白老町)に移送され、12月14日、同施設で慰霊の儀式が行われた。儀式には北海道アイヌ協会や道と道内自治体の首長、遺体を保管していた12大学の担当者ら約100人が参列した。まず参列者全員で黙祷し、一人ひとりが献花を行っている。参列者から挨拶が述べられた後、施設内でアイヌ民族の神を祀る儀式や先祖供養などが行われた(朝日・札幌12/15)。 文部科学省は12月16日、同施設に集約された遺骨の数を同省ホームページで公開した。遺骨の数は個体が特定できる1,287体と、特定できずに箱に収納されている287箱分で、9大学から移送されている。未だ施設に集約されていない遺骨は各地域から返還が求められていたり、返還に関する裁判が続いていたりし、大学での保管が続いている(朝日・札幌12/19)。 [→『ラーク便り』84号27~28頁参照] |