*外務省、竹下元首相に靖国不参拝を要請
記事年月 | 2019年10月-12月 |
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号数 | 85 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-6.政治と宗教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *外務省、竹下元首相に靖国不参拝を要請 |
本文 | 外務省が12月25日に公開した外交文書により、1988年8月の竹下登首相(当時)の訪中をめぐって、同省が訪中前の靖国神社参拝を避けるよう求めていたことがわかった。同省アジア局中国課が同年2月に作成した文書の中には、参拝によって訪中自体が危うくなる可能性を懸念する記述があった。さらに駐中国大使と竹下氏の間で交わされた「訪中直前ということもあり、靖国参拝は絶対に避けていただきたい。『皆で渡ろう方式』も不可」「その点はよく心得ている。但し、絶対に外には言ってはならない」とのやりとりも記録されていた。 竹下氏は蔵相時代には同社に参拝していたが、前任首相の中曽根康弘氏による公式参拝が日中関係悪化を招いたこともあり、首相就任後は参拝に慎重な姿勢を示していた。外務省の働きかけは、竹下氏の慎重姿勢を後押ししたとみられている(産経・東京12/26、毎日・東京12/26ほか)。 |