*革命防衛隊司令官暗殺、国葬に数百万人参集

*革命防衛隊司令官暗殺、国葬に数百万人参集

記事年月 2020年1月-3月
号数 86
媒体 国外
大分類 【B-4. 中東・西アジア】
国名 イラン
トピック
タイトル *革命防衛隊司令官暗殺、国葬に数百万人参集
本文  1月3日、イラクの首都バグダッドでイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官が米軍の空爆により殺害された。革命防衛隊は最高指導者ハメネイ師直属の軍事組織で、国軍を凌ぐ約12万5千の兵力と軍事力を擁する。ソレイマニ司令官は革命防衛隊の中でも対外工作を担う精鋭部隊「コッズ部隊」を20年以上指導し、強いカリスマ性でイラン国民から英雄視される存在であった。隣国イラクやシリアなど中東各国でシーア派民兵組織を支援してイランの影響力を拡大し、「イスラム国(IS)」掃討にも貢献したとされる。同日ハメネイ師は米国への報復を宣言する声明を出し、イラン各地で反米デモが行われた(朝日1/4ほか)。6日に首都テヘランで大規模な国葬が営まれ、数百万の市民が集まり司令官の死を悼んだ。参列したハメネイ師は棺の前で祈り、涙を流した。翌7日には司令官の故郷ケルマンでも葬儀が営まれ参列者が殺到した。身動きが取れなくなった参列者のうち50人以上が圧死し、200人を超える負傷者が出た(読売・夕1/8ほか)。
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