*「ゴミの町」のコプト教会でピアノコンサート
記事年月 | 2020年1月-3月 |
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号数 | 86 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | エジプト |
トピック | |
タイトル | *「ゴミの町」のコプト教会でピアノコンサート |
本文 | 1月下旬、首都カイロ郊外のマンシェット・ナセルにあるキリスト教の一派コプト教の教会「洞窟教会」で、日本人ピアニストの末永匡(ただし)氏によるコンサートが開催され、地元の子どもたちも合唱隊として参加した。人口の1割を占める宗教的少数派コプト教徒が多く住むマンシェット・ナセルは「ゴミの町」と呼ばれ、約6万人の住民の大半が都市部から出た廃棄物の処理で生計を立てる。イスラム教で「不浄」とされるブタの飼育に従事し、次第にゴミ収集を主な生業とするようになった同地区のコプト教徒は、多数派のイスラム教徒から「ザッバリーン(ゴミを集める人びと)」と呼ばれ偏見の対象とされる。教育の格差なども深刻な問題となっていたが、近年ではユネスコの支援もあり高校や大学への進学率は上昇する傾向にあるという(東京・夕2/17ほか)。 |