*同性愛を描いた映画『ダンサー そして私たちは踊った』の上映と正教会による抗議

*同性愛を描いた映画『ダンサー そして私たちは踊った』の上映と正教会による抗議

記事年月 2020年1月-3月
号数 86
媒体 国外
大分類 【B-4. 中東・西アジア】
国名 ジョージア
トピック
タイトル *同性愛を描いた映画『ダンサー そして私たちは踊った』の上映と正教会による抗議
本文  2月21日より日本で公開された映画『ダンサー そして私たちは踊った』(2019年製作)は、ジョージアの国立舞踊団を舞台に男性同士の恋愛を描いた内容である。作品の舞台であるジョージアは同性愛に厳しく、同国でのプレミア上映の際にはジョージア正教会が上映中止を求める声明を発表、また極右グループが抗議を行う騒動になった一方、プレミア上映のチケット5千枚が13分で完売するなど本作に対する現地の関心は高いものであった。主演を務めた同国のコンテンポラリーダンサーであるレヴァン・ゲルバヒアニは、出演にあたり「家族への影響を一番心配した。でも、自分が何かできるかもしれない、状況を変える可能性があると思って決めました」と述べるなど、本作は、宗教や文化に基づくジョージア社会の保守性に一石を投じるものである(朝日・夕2/28ほか)。
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