*前教皇が既婚男性の司祭叙階を批判?
記事年月 | 2020年1月-3月 |
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号数 | 86 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | バチカン(聖座(Holy See)) |
トピック | |
タイトル | *前教皇が既婚男性の司祭叙階を批判? |
本文 | フランスの日刊紙『フィガロ』は1月12日、前教皇のベネディクト16世が、近々出版が予定されていた保守派のロバート・サラ枢機卿との共著のなかで、既婚男性の司祭叙階に対する批判的見解を示していると報じた。ベネディクト16世は2013年2月、歴史上719年ぶりに教皇の地位から生前退位していた。進歩派の現教皇フランシスコが聖職者不足の問題を解決するために既婚男性の司祭叙階に積極的な姿勢を示すなか、保守派の前教皇の行動は過度な干渉であるとして一部の批判を呼んでいる。問題の新著の記述については、実際に前教皇が書いたものではなく、前教皇の権威を借りたい保守派による代筆ではないかと訝る声もある(Newsweek2/11ほか)。 |