*宗像・沖ノ島のガラスがササン朝に起源

*宗像・沖ノ島のガラスがササン朝に起源

記事年月 2020年1月-3月
号数 86
媒体 国内
大分類 【A-1.神道】
国名 日本
トピック
タイトル *宗像・沖ノ島のガラスがササン朝に起源
本文  3月1日、世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」を構成する宗像大社は、1950年代に同島の祭事場跡から出土した国宝のガラス製切り子玉とカットグラスの破片がササン朝ペルシャ起源のものであることを発表した。カットグラスの破片はイランなどで類似品が見つかっていることからササン朝由来のものと推測されていた。同大社は、2019年に東京理科大学などの研究チームに分析を依頼。高精度のX線分析の結果、ササン朝のメソポタミア都市内の工房で一次生産されたものであることがわかった。今回の分析結果を受けて、同大社神宝館の学芸員は「東西の文化交流や沖ノ島研究に一石を投じるものと期待される」と話す。研究成果は展覧会や書籍で公開される(読売・東京・夕3/2、毎日・東京3/3)。
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