*追悼式の中止・規模縮小相次ぐ

*追悼式の中止・規模縮小相次ぐ

記事年月 2020年1月-3月
号数 86
媒体 国内
大分類 【A-3.習俗・慰霊】
国名 日本
トピック
タイトル *追悼式の中止・規模縮小相次ぐ
本文  新型コロナウイルス感染拡大を受け、追悼式や慰霊式などの中止・規模縮小が相次いでいる。3月6日、政府は11日に予定していた東日本大震災追悼式の中止を閣議決定した。10日には、追悼式に代えて首相官邸で献花式を行うと発表。献花式には安倍晋三首相ら約20人が参列し、その様子は被災地に中継された。全国各地で予定されていた追悼式も中止や規模縮小となり、被災者からは記憶の風化を心配する声が上がった(朝日・東京3/11、福島民報・福島3/12ほか)。
東京大空襲から75年目を迎えた3月10日、墨田区の都慰霊堂で犠牲者を悼む法要が営まれた。例年600人程度が参列するが、今回は遺族代表と主催者の計9人のみが参列。その他の関連行事も中止や規模縮小となり、主催者らからは「節目の年なので社会全体の関心が向くチャンスだったのに」と残念がる声が聞かれた(東京・東京・夕3/6、朝日・東京3/11ほか)。毎年3月に開かれている硫黄島の日米合同慰霊式や4月25日に予定されていたJR福知山線脱線事故の追悼慰霊式なども相次いで中止が決定した(産経・東京3/12、毎日・東京3/26)。
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