*公開講座「臨床宗教師の不都合な未来」

*公開講座「臨床宗教師の不都合な未来」

記事年月 2020年1月-3月
号数 86
媒体 専門紙
大分類 1月
国名 日本
トピック 仏教タイムス
タイトル *公開講座「臨床宗教師の不都合な未来」
本文  大正大学綜合仏教研究所は1月16日、臨床宗教師養成課程の一環として、公開講座「臨床宗教師の不都合な未来」を同大で開催した。講師は、種智院大学臨床密教センターで臨床宗教師育成の担当教員を務めた松本峰哲・種智院大学教授。同氏は、宗教者ではない一般人からも臨床宗教師になりたいという問い合わせがあったこと、一般には臨床宗教師が病院のサービスの一環と思われつつあること、宗教者側にも副業とみなす見方があることなど、課題や懸念を示した。また、仏教僧侶の臨床宗教師が患者に「絶対に天国に行けます」と断言した例を示し、自宗教の認識が曖昧になっているとした。その上で同氏は、臨床宗教師はあくまで「心のケアもできる宗教者」であって、その活動は「究極の方便」であるべきとの考えを示した(23日付。中外日報24日付に同類記事)。
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