*絵本『なんみんってよばないで。』評
| 記事年月 | 2020年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 86 |
| 媒体 | 専門紙 |
| 大分類 | 2月 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞 |
| タイトル | *絵本『なんみんってよばないで。』評 |
| 本文 | 2019年9月に刊行された絵本『なんみんってよばないで。』(ケイト・ミルナー作)は、難民として母国を離れることを決意した母親が、幼い我が子に向けて、自分たちを待ち受ける未来について語り聞かせる物語。作者は教師をしている娘に、教室で難民の問題を子どもたちに教えるための本がないと言われ、絵本の制作を企図したという。各場面に、難民の境遇を子どもらが実感できるような問いかけが用意されている。同書の巻末には「難民認定数の極端に少ない日本の現状」についての言及があり、『カトリック新聞』は「日本に暮らす難民のためにできることについて、考えるきっかけになるだろう」と結んでいる(カ16日付)。 |