*ナイトクラブで集団感染、LGBT差別を危惧する声も

*ナイトクラブで集団感染、LGBT差別を危惧する声も

記事年月 2020年4月‐6月
号数 87
媒体 国外
大分類 【B-1. 東アジア・太平洋地域】
国名 韓国
トピック
タイトル *ナイトクラブで集団感染、LGBT差別を危惧する声も
本文  中央防疫対策本部は5月12日、ソウル市の繁華街・梨泰院(イテウォン)にあるナイトクラブで102人の集団感染が発生したと発表した。新型コロナウイルスの市中感染は4月末にほぼ収束していたが、5月6日に感染が確認された20代男性が、性的少数者(LGBT)が大勢集まるナイトクラブ3店を相次いで訪れていたことが判明し、LGBTへの差別や偏見を恐れて検査を回避する利用客がいることから感染拡大が懸念された。韓国社会では儒教の家族観や同性愛に否定的なキリスト教の影響が強いため、アウティング(本人の望まない性自認の暴露)を恐れる当事者も多い。LGBT支援団体は12日に会見で「身元が露出して職場差別や家庭内暴力にさらされることを懸念する。検診と隔離の過程で不利益を受けないようにしたい」と述べた(東京5/13ほか)。
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