*「香港国家安全維持法」への危機感
| 記事年月 | 2020年7月ー9月 |
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| 号数 | 88 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
| 国名 | 中国 |
| トピック | |
| タイトル | *「香港国家安全維持法」への危機感 |
| 本文 | 「香港国家安全維持法」が6月30日、全国人民代表大会常務委員会で可決された。この状況に危機感を抱く香港のプロテスタント教会の牧師・神学教師たちが5月26日に「香港牧師・神学教師ネットワーク」を結成し、「香港2020福音宣言」を起草・発表した。同宣言の起草者20人の中には有力な神学校の神学教師たちも名前を連ねている。同宣言の発表後、2日間で約3千人の賛同署名が集まり、その後も約4千人(牧師・神学教師548人、信徒3,475人)に賛同を広げた(キリスト7/11)。 一方、同法に対して香港聖公会のポール・クウォン大主教は、聖公会の週刊新聞『Church Times』7月23日付の寄稿文の中で、「私はこの法律を歓迎する」と支持の立場を改めて表明した。寄稿文の最後には、「中国はこれまで香港と香港の人々を援助し、支持し続けてくれている。我々は中国の一部であり、中国から利益を受けている」と述べた。これに対してSNS上には同氏への批判が多く書き込まれた(キリスト8/1)。 |