*北野御霊会(ごりょうえ)が550年ぶりに再興

*北野御霊会(ごりょうえ)が550年ぶりに再興

記事年月 2020年7月‐9月
号数 88
媒体 国内
大分類 【A-8.その他の宗教関連事象】
国名 日本
トピック
タイトル *北野御霊会(ごりょうえ)が550年ぶりに再興
本文  9月4日、北野天満宮(京都市)と天台宗総本山延暦寺(滋賀県大津市)が合同で営む「北野御霊会」が、応仁の乱で途絶えて以来、約550年ぶりに執り行われた。同天満宮で神仏習合の祭典が行われるのは、1868年の神仏分離令以来となる。北野御霊会は北野天満宮の祭神で疫病や天変地異をもたらすとされる菅原道真を慰霊するもので、延暦寺の僧侶を迎えて催されてきたが、応仁の乱の後に断絶した。同天満宮が2027年に道真没後1125年の半万燈祭を迎えるにあたり古義の復興に取り組む中で、応仁の乱で断絶した御霊会を神仏習合の姿で実施する案が浮上。そうした中で新型コロナウイルスの感染が広がり、社会的不安を鎮めるためにも、今こそ北野御霊会を再興すべきとして斎行された。祭典では神職と僧侶が列をなして境内を進み、北野天満宮の橘重十九(しげとく)宮司が祝詞を、延暦寺の森川宏映(こうえい)天台座主が祭文(さいもん)を読み上げた(京都・京都・夕9/4、産経・大阪・夕9/4)。なお、半万燈祭は25年ごと、大万燈祭は50年ごとに行われる。
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