*女性人権活動家に禁錮刑 「国益を損なう罪」などで2019年から裁判
| 記事年月 | 2020年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 89 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4.中東・西アジア】 |
| 国名 | サウジアラビア |
| トピック | |
| タイトル | *女性人権活動家に禁錮刑 「国益を損なう罪」などで2019年から裁判 |
| 本文 | 12月28日、サウジアラビアの裁判所は、2020年のノーベル平和賞候補にも挙げられていた女性人権活動家のルジャイン・ハズルールさんに禁錮5年8月(執行猶予2年10月)を言い渡した。ハズルールさんは2013年から女性の権利拡大を訴えて活動していたが、2018年に「国益を損なう罪」などで拘束され、2019年から裁判が続いていた。イスラム教スンニ派の中でも特に厳格なワッハーブ派の国であるサウジアラビアでは近年、ムハンマド皇太子による改革の下、女性の自動車運転解禁や、女性の国外旅行に義務付けられていた男性「後見人」による許可制度の撤廃など、女性の権利拡大が進んでいる。その一方で、活動家らの拘束は依然として続き、拘束中の拷問についても度々問題として挙げられている(東京12/30ほか)。 |