*イスラエルとの境界画定へ交渉開始 ヒズボラの抵抗が懸念
| 記事年月 | 2020年10月-12月 |
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| 号数 | 89 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4.中東・西アジア】 |
| 国名 | レバノン |
| トピック | |
| タイトル | *イスラエルとの境界画定へ交渉開始 ヒズボラの抵抗が懸念 |
| 本文 | イスラエルとレバノンは10月14日、米国の仲介の下、海上の境界線画定に向けた協議を始めた。協議はレバノン南部ナクーラの国連施設で約1時間行われた。両国は国交がなく長年対立しており、2006年の大規模な戦闘では1,300人以上が死亡している。30年ぶりとなる両国の対話は、東地中海の天然ガス田開発を進めたいとの思惑が一致したためで、両国の関係改善も期待される。しかし両国の接近には、イスラエルの抵抗運動として生まれレバノン国内政治への影響力も大きいシーア派民兵組織・政党ヒズボラの反発が懸念されている。また、同じシーア派を奉じヒズボラを支援するイランと、ヒズボラの影響力排除を目指す米国の中東地域における勢力争いも背景にあり、この協議が今後どのように発展するかは予断を許さない(産経10/15ほか)。 |