*ウィーンでIS関係者によるテロ

*ウィーンでIS関係者によるテロ

記事年月 2020年10月-12月
号数 89
媒体 国外
大分類 【B-7.西ヨーロッパ】
国名 オーストリア
トピック
タイトル *ウィーンでIS関係者によるテロ
本文  首都ウィーンの中心街で11月2日夜、銃乱射テロが起きた。市民4人が死亡し、警官1人を含む20人以上が負傷した。自動小銃と拳銃と鉈で武装した単独犯の犯人は、飲食店街にあるシナゴーグ付近で無差別に発砲を始めた。オーストリアでは11月3日から、飲食店閉鎖などのロックダウンの実施が予定されており、2日夜の中心街は多くの人で賑わっていた。犯行開始から約9分後に射殺された犯人は、マケドニア系オーストリア人の20歳の男。過去に「イスラム国(IS)」への参加を試みて逮捕されたあと、保護観察付きの仮釈放下で脱過激化プログラムを受けていた最中だった。クルツ首相は3日、「これはキリスト教徒とイスラム教徒の争いではない。オーストリア人と移民の争いでもない。文明と野蛮の戦いだ」と述べた。「イスラム国(IS)」は3日、テロは同組織の戦闘員によるものとする犯行声明を出した。政府は6日、犯人が出入りしていたモスクの閉鎖を命じた(朝日11/4ほか)。
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