＊大手銀行合併で国内最大のイスラム銀行発足
| 記事年月 | 2021年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 90 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
| 国名 | インドネシア |
| トピック | |
| タイトル | ＊大手銀行合併で国内最大のイスラム銀行発足 |
| 本文 | 2月1日、大手国営銀行のラキャット・インドネシア銀行、マンディリ銀行、ヌガラ・インドネシア銀行がそれぞれのイスラム金融部門を合併し、バンク・シャリア・インドネシア（BSI）を発足した。BSIの総資産額は240兆ルピア（約1兆8千億円）で、国内第7位の規模を誇る銀行としてインドネシア証券取引所に上場した。シャリア（イスラム法）に則った金融には不労所得とみなされる利子の授受の禁止、賭博性のある投機的取引の禁止、豚肉やアルコールなどの取引禁止などの規定がある。調査会社の2020年の報告書によると、ハラールビジネスを始めとするイスラム経済の規模においてインドネシアは世界第4位。マレーシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦に次ぐ。大統領官邸での発足式典に参加したジョコ大統領は、世界最大のイスラム教徒人口を擁するインドネシアが「シャリア経済の発展の面でも先進国の1つになる時が来た」と述べた（日経2/10ほか）。 |