*大統領が中国外相との会談でウイグル族弾圧に理解
記事年月 | 2021年1月-3月 |
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号数 | 90 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | トルコ |
トピック | |
タイトル | *大統領が中国外相との会談でウイグル族弾圧に理解 |
本文 | 3月25日、中東歴訪中の王毅中国国務委員兼外相がトルコを訪れ、首都アンカラでエルドアン大統領やチャブシオール外相らと会談した。対中関係の発展を狙うエルドアン大統領は同会談で、新疆ウイグル自治区の人権問題を念頭に「テロへの反対」を表明、ウイグル族に対する弾圧をテロ対策だとする中国の主張に沿う意向を示した。一方同日、約千人の亡命ウイグル人らがイスタンブールの広場に集まり、中国の人権侵害を訴える抗議デモが行われた。 エルドアン大統領は従来「世界のイスラム教徒の守護者」として、(イスラム教を信仰するトルコ系少数民族である)ウイグル族を支援・保護し、中国のウイグル族弾圧を強く非難してきた。トルコには、中国の迫害から逃れてきた5万人もの亡命ウイグル人が在住しているとされる。しかし近年、親中に傾くエルドアン大統領は、家宅捜索や身柄拘束など国内のウイグル人に対する締め付け強化姿勢に転じている(読売3/27ほか)。 |